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ダークウェブとは

ダークウェブとは、匿名性の高い特別なネットワーク上に構築されたWebサイトのことです。
日常的に目にしているようなWebサイトとは異なり、基本的にYahoo!、Google等の検索エンジンではヒットしません。また、Chrome、Internet Explorer(IE)、Safari等の一般的なWebブラウザでは閲覧することもできないのです。

元々はアメリカ海軍によって開発された技術で、情報通信の秘匿性を確保することが目的でした。その匿名性の高さから、やがてダークウェブでは違法な情報や物品が取り扱われるようになり犯罪の温床となってしまったのです。
例えば、不正に入手した個人情報やクレジットカード情報、WebサイトのID・パスワード、児童ポルノや麻薬など多岐に渡り、危険度の高いダークウェブのサイトは数多く存在しています。

ダークウェブで取引をする際、利用者にとってネックになるのが「決済」でした。クレジットカードや銀行振込などを利用して決済すると足がついて匿名性が失われてしまうため、この「決済」自体が犯罪行為への抑止力となっていたのです。
しかしその抑止力効果も、暗号資産(仮想通貨)の登場により発揮できなくなりました。暗号資産取引は匿名性が高いため、ダークウェブでの決済方法として最適な手段となり、取引が活発化されています。

暗号資産とダークウェブが絡む事件としては、2018年1月に発生したNEM流出事件が挙げられます。
暗号資産であるNEM(約188億円分)がハッカーにより流出し、ダークウェブ上にNEMを別の暗号資産と交換する闇サイトが現れ、そこで交換する人が続出しました。

興味本位でダークウェブにアクセスするとデバイスがウィルスに感染する恐れもあります。
一般ユーザーは関わらないほうが身のためです。

ちなみにインターネットにはダークウェブの他に、サーフェイスウェブ・ディープウェブの2種類が存在します。
サーフェイスウェブとは、政府、公共機関、一般企業・団体などの公式サイトやSNS、ブログ等といった、パスワードによる保護や検索回避設定がされていないWebサイトのこと。
ディープウェブとは、先述の一般的なWebブラウザで閲覧自体は可能ですが、Yahoo!、Google等の検索エンジンではヒットしないWebサイトのこと。ログインを要する機密性・プライベート性の高い情報を扱う会員制サイト等がこれに該当します。

ポイント!

・匿名性の高い特別なネットワーク上に構築されたWebサイトのこと
・匿名性の高い暗号資産(仮想通貨)での決済によりダークウェブ上での取引が活発化
・インターネットにはサーフェイスウェブ・ディープウェブ・ダークウェブの3種類がある

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