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サトシ・ナカモトとは

サトシ・ナカモトとは、ビットコイン(BTC)の生みの親と言われておりますが、その正体は謎に包まれています。
公に姿を現したことがなく、個人を特定できるような写真や映像は一切ないのです。
そのため、日本人的な名前をしてはいますが国籍不明で、男性であるのかも定かではなく、本名なのかどうかもわかりません。さらに、一個人ではなくプログラマーチームの総称であるとも言われています。

これまで数多くの探求心あふれる人間がサトシ・ナカモトの正体を追い求め、そして恐らくそのほとんどがサトシ・ナカモトにたどり着けないまま挫折を味わいました。
ここでは今現在わかっている(とされている)ことをご紹介します。

まずは確かな事実として、ビットコインの発明に至った経緯はある程度明かされています。
ことの発端は2008年11月1日、インターネット上に「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」というタイトルの論文がサトシ・ナカモト名義で発表されました。
内容はビットコインやその仕組みに関するもので、【電子的な通貨を使えば金融機関を使わずに金銭をやりとりできる】といった暗号資産の概念が記されています。

2009年にはビットコインのソフトウェアをインターネット上に発表し、最初のビットコインのマイニングを行い、同年1月3日に運用が開始されました。
その後もしばらくはソフトウェアのリリースに貢献していましたが、2010年半ばを過ぎたあたりでプロジェクト管理を他の者に引き渡して以降、サトシ・ナカモトの消息は不明となっています。

それからは本当に様々な憶測が現在でも飛び交っています。
例えば、先述のサトシ・ナカモト名義で発表された論文と仕事上のやりとり(メール)に使われた英語がネイティブの流暢なイギリス英語であったため、”イギリス人またはイギリス在住説”が浮上しました。
他にも何人かが憶測で特定されたり、自らを本人であると名乗ったりしています。しかし、いずれも否定や撤回をされており、現状その繰り返しなのです。

有力候補として、金子勇氏ではないかという説が広まっています。彼はWinny開発者として世界的に有名で天才的な技術を持っていたため、ビットコインの生みの親として納得できる人物であると言われていました。残念ながら2013年に急性心筋梗塞で無くなりましたが、この「死」が彼とサトシ・ナカモトを紐づける要因になっているのです。
つまり、サトシ・ナカモトがすでに亡くなっているのであれば、サトシ・ナカモトが保有しているとされる100万BTCが一度も使われておらず、いくら候補が現れても本人が特定されないのは、その本人が既に亡くなったからである、と言えます。

しかしやはり、これはあくまで憶測にすぎません。

ポイント!

・ビットコイン(BTC)の生みの親
・ビットコインの仕組みに関する論文を発表したのが始まり
・正体はいまだに不明

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