チャートとは、値動きを価格や時間を軸としてグラフにしたもので、暗号資産(仮想通貨)チャートでは値動きの勢いを瞬時に判断できるローソク足チャートが一般的です。
ローソク足チャートとは、縦長の長方形で表した柱を中心に、上下に細く伸びたヒゲ線で成り立っています。一定期間内にどのような上下があったのか視覚的にすぐ把握できるよう、始値・終値・高値・安値を一目で確認することができます。
ローソク足には、始値より終値が高い場合に表示される「陽線」と、始値より終値が低い場合に表示される「陰線」があり、それぞれ色分けされています。何色が使われているかは各取引所によって異なるため、複数の取引所を利用している人は注意が必要です。
1本のローソク足で期間を定めることができ、投資スタイルによって年足・月足・週足・日足・時間足・分足で調整します。
例えば、最近の値動きを見たい場合は時間足や分足を、長期的な投資を考えている場合は年足や月足を参考にするなど、自分のスタイルによって自分だけのチャートを作ることが可能です。
チャートを見る上で、「移動平均線」の理解も重要となります。
移動平均線とは、設定した日数の期間内で各日の価格の平均値を一本に結んだ線のことですが、ローソク足と並べて比較できるのでトレンドの把握に大いに役立ちます。
※上の画像で、緑・黄・青の細い線が各期間に設定された移動平均線です。
移動平均線について、詳しくはこちらをご参照ください。⇒【移動平均線とは】
ポイント!
・値動きを価格や時間を軸としてグラフにしたもの
・ローソク足チャートが一般的
・移動平均線との併用でトレンド把握が可能