リップル(XRP)とは、2013年より発行が開始されている暗号資産(仮想通貨)で、時価総額は2022年4月現在第8位(※CoinMarketCap調べ)。金融機関向けの国際送金システムである「RippleNet」で使用されています。
発行上限枚数は1,000億枚で発行量はすでに上限に達しており、マイニングのような新規発行の仕組みはありません。また、ビットコインのようなユーザーに依存した管理体制ではなく、リップル社による中央集権型の管理体制を採用しており、独自のアルゴリズムを利用して「バリデーター」と呼ばれる取引承認者の多数決により取引が合意されます。
自社管理サーバー上で行われる承認で複雑な計算をする必要がないことから処理の速度向上とコスト低減を実現させ、参加者は約0.001ドルの取引手数料を払えば約3.6秒の速さで送金完了に至ると言われているのです。
リップル社は発行されたリップルを大量に保有し、少しずつ市場に流通させることで資金を確保していました。
しかしこれでは市場の安定性が確保できない懸念があったため、2017年2月、保有していた9割を第三者に委託して毎月売却される数量に上限を設定することで安定性の確保に努めています。
ポイント!
・金融機関向け国際送金システム「RippleNet」で使用される暗号資産(仮想通貨)
・リップル社による中央管理型
・時価総額は2022年4月現在第8位(※CoinMarketCap調べ)