暗号資産用語[さ行]

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ショートポジションとは

ショートポジションとは、取引所の登録口座に預けた資産を証拠金(担保)として、本来手元にない暗号資産(仮想通貨)を先に売り、市場価格が下がったタイミングで暗号資産を買い戻す方法のことで、空売りとも呼ばれます。反対に、「買い」からポジションを建て「安く買って高く売る」方法をロングポジションと呼びます。暗号資産業界だけでなく、金融商品全般に使われる用語です。

一般的な取引方法である現物取引と比べると少し難しくなりますが、理解できれば資産増大の可能性を大きく広げることができるのです。暗号資産取引を始めようとする人の多くは、安く買って高く売ることで利益を得ようと考えるでしょう。
そんな中でショートポジションは、まず「売り」のポジションに立って取引を開始し、値下がりした段階で買い戻す、という方法で利益を得ます。

価格の上下が激しい暗号資産市場において、上昇傾向の場合は現物取引で安く買って高く売り、下降傾向の場合はショートポジションで高く売って安く買うことにより、利益を得られるチャンスを増やすことが可能です。
このように短期間で利益を得られる可能性を高め、元手より多くの資金を運用できるレバレッジ取引を利用することで、現物取引よりも効率的に利益を出す可能性を広げられます。
また、現物取引で購入した暗号資産の価格下落により損失を生んでしまったとしても、ショートポジションの併用により、価格下落のタイミングで空売り分の利益が発生するため損失の軽減につなげることができるのです。

注意すべきは、売り注文を入れた時点の価格よりも値上がりしたときに損失が出る、という点です。予想に反して価格が急騰した場合、強制的にロスカットされる可能性もあります。
(ロスカットとは、トレーダーの資産を守るために各取引所で定められた証拠金維持率に基づき強制的に建玉される制度のこと)
市場の上下は激しいため、事前に価格が急騰した際の損切りの方法を決めておくなどの対策が必要になります。

ポイント!

・まず「売り」のポジションに立って取引を開始し、値下がりした段階で買い戻す方法
・レバレッジ取引との併用で効率的に利益を出せる可能性がある
・価格が急騰した際の対策が必要

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