暗号資産用語[さ行]

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シングルシグとは

暗号資産(仮想通貨)取引をするためには公開鍵と秘密鍵が必要になります。
シングルシグとは、シングルシグネチャー(single signature)の略称で、1つの公開鍵に対して1つの秘密鍵で管理する仕組みのことを言います。ちなみに「single signature」は日本語で「単一署名」という意味。

暗号資産取引では、公開鍵を使って取引データを暗号化し、秘密鍵を使って暗号化されたデータを解読(復元)することで取引完了となります。公開鍵はその名の通り誰でも閲覧可能ですが、秘密鍵を知っているのは本人だけであり第三者に知られることはないという前提のもとで機密性を保持しているのです。

シングルシグを採用するメリットは、管理する秘密鍵が1つになるため利便性が高く、取引に当たって迅速に承認することができるという点が挙げられます。
ただ、唯一の秘密鍵が漏洩してしまうとハッキングリスクが高まるためセキュリティ面でデメリットがあります。

1つの公開鍵に対して1つの秘密鍵で管理するシングルシグに対し、1つの公開鍵に対して複数の秘密鍵で管理する「マルチシグ」という仕組みもあります。
マルチシグは複数の秘密鍵を管理しなければならないため手間がかかる一方、セキュリティ面で比較的安心して取引することができることがメリットです。

ポイント!

・1つの公開鍵に対して1つの秘密鍵で管理する仕組みのこと
・メリットは利便性が高く迅速に取引の承認ができる点
・デメリットはハッキングリスクが高まる点

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