モナコイン(MONA)とは、2013年12月末に誕生、2014年1月1日に公開された日本初の日本生まれの暗号資産(仮想通貨)です。日本の巨大掲示板サイト「2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)」で、Litecoinなどの採掘プール[2chpool]を運営していたMr.Watanabeによって開発されました。「モナコイン」という名称は2ちゃんねるの代表キャラクターである「モナー」に由来し、「モナーコイン」と呼ばれることもあります。
モナコインの特徴として、流動性が高く送金速度が速いという点が挙げられます。
モナコインの発行上限枚数は1億512万枚で送金速度は約90秒、半減期は約3年に1度設けられています。
対して、例えばビットコイン(BTC)の場合、発行上限枚数は2,100万枚で送金速度は約10分、半減期は約4年に1度です。
また、コミュニティも非常に活動的で普及活動にも積極性が見られます。
当初から投稿やクリエイターの作品に対しモナコインを送金することで投げ銭としての機能が構築されたり、一部の実店舗やECサイトで決済手段として採用されていましたが、その他にも独自のトークン発行システム「Monaparty」や、最近では2021年4月にモナコインでNFT売買ができる取引所「チョコモナカ」が運営開始されました。
これらの活動はメディアで取り上げられることも多いため、現在は秋葉原を中心に盛り上がっていますが今後さらなる普及が期待できると言えるでしょう。
とはいえ、ビットコインなどの有名暗号資産と比べるとまだまだコミュティは小さく、セキュリティの脆弱性が懸念されています。
モナコインはブロックチェーン技術により安全性を保っていますが、参加者が少ないため計算処理能力が小さい上に安定した計算処理能力の維持が課題としてあげられており、この弱点を突いた攻撃を受けたこともありました。
こうしたセキュリティ面での脆弱性は暗号資産業界全体に言えることですが、より高い安全性を保つために日々技術の向上が求められています。
・日本初の日本生まれの暗号資産(仮想通貨)
・発行上限枚数は1億512万枚で送金速度は約90秒、半減期は約3年に1度
・さらなる普及が期待できる一方、セキュリティ面に懸念あり