マイニング(採掘)とは、暗号資産(仮想通貨)の通貨新規発行や売買取引の承認・確認作業のことを指します。新規発行とはブロックチェーンのブロック生成のことで、売買取引の承認・確認作業とは、その取引に不正や改ざんがないのか確認し承認する作業になります。
法定通貨(円・ドル等)は国が中央管理者となり発行などを管理していますが、暗号資産では中央管理者はおらず、ブロックチェーンのネットワーク参加者同士によって管理されています。
マイニングにあたっては高性能コンピューターを24時間365日フル稼働させて膨大な計算処理が必要になるため、マイニングを行うマイナー(採掘者)には作業報酬として対象の暗号資産が付与されます。ただし、作業報酬を得られるのは一番最初にマイニングを終えた一人のみに限られます。
ビットコインのような有名暗号資産でマイニングする場合は、数千台の高性能コンピューターを駆使しなければならず、参加者が多いため競争率は非常に激しいのが現状です。
マイニングの参加方法は以下の3種類があります。
【プールマイニング】
組織やグループでマイニングをし、集まった報酬をプール(貯めること)して分配する方法。大人数でマイニング作業をするため比較的安定して報酬を得ることができますが独り占めはできません。
【クラウドマイニング】
マイニングを行っている企業に対して投資することにより対価として配当を受ける方法。資金提供のみで報酬を得られるため簡単に参加することができますが、投資先企業の倒産といったリスクあり。
【ソロマイニング】
自分自身で機材を購入しマイニングする方法。仲介者がいないのでマイニングに成功すれば大きな利益に繋がりますが、機材導入と維持にあたっては専門的な知識が必要。
・暗号資産(仮想通貨)の通貨新規発行や売買取引の承認・確認作業のこと
・マイナー(採掘者)には作業報酬として対象の暗号資産が付与される
・マイニングには3種類ある