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半減期とは

半減期とは、マイニング(採掘)によってマイナー(採掘者)が得られるコインベース(報酬)が半分になる時期のことで、新規発行を抑え、インフレ(価値低下)防止を主な目的としています。
マイニングとは暗号資産(仮想通貨)取引の検証や承認を行う作業のことで、この作業を行う人をマイナーと呼びます。また、マイニングを行うにあたっては膨大な数の高性能コンピューターと多くの人員を必要とする大変な作業となります。

半減期は暗号資産ごとにそれぞれ定められていることがほとんどです。
ここではビットコイン(BTC)を例に詳しく説明しましょう。
ビットコインの発行上限は2,100万枚で、約4年に1度半減期を迎えます。
2012年に行われた第1回半減期では報酬が50BTCから25BTCへ半減し、直近の2020年に行われた第3回半減期では報酬が12.5BTCから6.25BTCへと半減しました。前述の通り、マイニング作業は個人が手軽にできるものではありません。そのため、報酬が減ればおのずとマイナーは減り、それに伴い採掘量も減っていきます。
採掘量が少ない=希少価値が高くなり、市場価値は上がっていきます。これこそビットコインが自らの価値を上げるために狙っているモデルなのです。

また、半減期の数か月から値動きが始まるので、トレーダーはこれに注意する必要があることを頭に入れておいてください。
半減期を迎えると価格上昇の傾向があるため、ビットコインを安く購入したい場合はチャートの継続的なチェックが必要となります。

ほとんどの暗号資産では半減期が定められていますが、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などには半減期が定められていません。ちなみにイーサリアムは発行上限も定められていません。
半減期を採用していないアルトコインでも、システムアップデート時にマイニング報酬の調整やマイニングの度に手数料分減少など、独自の仕組みを採用しインフレ防止に繋げています。

ポイント!

・マイニングによってコインベースが半減する時期のこと
・インフレ防止が目的
・半減期を採用していなくても各アルトコイン独自の仕組みを採用

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