エンジンコイン(ENJ)とは、シンガポールにて2009年創業のゲームコミュニティ企業であるEnjin Pte.Ltd.が運営しているオンラインゲームのブロックチェーンプラットフォームで発行されている暗号資産(仮想通貨)のことで、通貨名は「ENJ」。1万種類以上ある暗号資産の中で時価総額ランキング74位と、アルトコインの中でも人気の高い銘柄となっています(2022/4/21現在、CoinMarketCap調べ)。
エンジンコイン自体は2017年に誕生しましたが、数年でここまで人気が高まっている理由としては、NFT銘柄として組み込まれていることが挙げられます。
「Enjin Platform」と呼ばれるオンラインゲームのプラットフォーム上でエンジンコインを利用することができ、アイテムの売買やゲームをプレイすることで稼ぐこともできるので、プレイヤーが継続して利用できるようなシステムになっているのです。
ゲーム内で手に入れたアイテムは資産として運用することができます。不要になってしまったアイテムはNFT市場で売ることができ、「メルト」と呼ばれる機能で不要になったNFTをエンジンコインに戻すこともできます。また、Enjin Platformには35種類のゲームがありますが、各ゲームに互換性があり、とあるゲームで手に入れたアイテムを、別ゲームのプレイヤーに売ることもできるのです。
代表的なゲームとしてはマインクラフトのEnjin Platformバージョンである「EnjinCraft」が挙げられます。通称「マイクラ」と呼ばれるこちらのゲームはデジタル版ブロック遊びと言われており、自分で建築したりサバイバル生活を楽しんだりすることができ、子供から大人まで幅広い世代で人気です。
こういったゲーム感覚で資産を稼ぐことができるプラットフォームはNFTも相まって注目を集めています。すでに世界中で2,000万人ものユーザーが利用している上、大手企業のMicrosoftやSamsungとも提携しており、国内の取引所でもエンジンコインの取り扱いが広まってきています。これからますます注目される暗号資産と言えるでしょう。
●オンラインゲームプラットフォーム「Enjin Platform」上で使われる通貨
●通貨名は「ENJ」
●NFTとのかけ合わせで注目されている