オーダーブックとは、特定の資産に対する売買注文を価格レベルごとに整理した電子リストのことです。
「取引版」とも呼ばれるオーダーブックには、それぞれの価格帯で売買されている株数が記載されており、常時リアルタイムで更新されています。
オーダーブックのビット(買い注文)とアスク(売り注文)の価格が一致した場合に、取引所が取引を発生させる仕組みです。
他にも未約定の売買注文や成行注文の履歴が記載され、暗号資産(仮想通貨)の運用にあたってはこのオーダーブックの読み方を理解しなければなりません。
トレーダーがオーダーブックの情報を基に取引を行うことが本来の目的ですが、値動きが極端に激しいと疑いの目を向ける必要があります。
例えば売り手の希望価格が高い場合、これに一致するまで買い手は入札価格を上げ続けることになるためその通貨や株式の価格は上昇していきます。または、大量の暗号資産を保有している個人や機関(通称「クジラ」)が自身の資産を大量に売却すれば市場は大きく動くことになりますね。
こういった情報操作が人為的に行われているのではとの噂が絶えずあるのです。
今の市場の動きが情報操作によるものかどうかは、自分が最新情報を追えているかどうかが重要です。
SNSやニュースで世間のトレンドを知ることで、今の根動きが何に起因しているのかを判断することができます。
ポイント!
・特定の資産に対する売買注文を価格レベルごとに整理した電子リスト
・常時リアルタイムで更新
・市場の判断材料として自分が最新情報を追えているかが重要