SushiSwap(スシスワップ)とは、イーサリアムのブロックチェーン上に構築された分散型取引所(DEX)のことを指します。2020年8月27日にローンチされ、9月9日からサービス提供が開始されました。暗号資産(仮想通貨)名は「SUSHI」で、2022/5/9時点の価格は¥269.41、時価総額ランキングは151位です(CoinMarketCap調べ)。
Sushiswapは元々人気の高いDEXであるUniswap(ユニスワップ)からフォーク(派生)し誕生しましたが、Uniswapのアップグレード版として様々な機能が追加されました。
代表的なものとしては、Uniswapの資金提供者(流動性提供者)がSushiSwapの独自トークンである「SUSHI」と引き換えにプールトークンを保存できるスマートコントラクト「Sushi Chef」が挙げられます。Uniswapの資金提供者がSushi Chefにプールトークンを送ることで報酬を得ることができるのです。逆に、SUSHIをUniswapにロックする(預ける)ことでUniswapの独自トークン「UNI」を得ることもできます。
その他に、通貨の貸し借りができる「Kashi(貸し)」や、通貨の貸し出しにより報酬としてSUSHIを得られる流動性マイニング「Onsen(温泉)」といったサービスがありますが、中でも注目すべきはNFT(非代替性トークン)プラットフォーム「Shōyu(醤油)」です。
ShōyuはSushiswap上に構築されており、NFT売買だけでなくNFTアーティストの紹介やクリエイターの支援を行っています。また、NFTの売買で発生した手数料の2.5%をSUSHI所有者に還元するとしており、資産運用のひとつとして話題になりました。
加えて、現在メタバース(インターネット上の3次元仮想空間)の開発中で、NFTアートをメタバース上で体験したり、NFT所有権を分割できるシステム開発も行っており今後も目が離せません。
●イーサリアムのブロックチェーン上に構築された分散型取引所(DEX)
●通貨名は「SUSHI」
●NFTプラットフォーム「Shōyu」でもSUSHIを得ることができる