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DPoS(Delegated Proof of Stake / デリゲートプルーフオブステーク)とは

DPoS(Delegated Proof of Stake / デリゲートプルーフオブステーク)とは、ブロックチェーンにおけるブロック合意形成(コンセンサス)アルゴリズムのひとつです。

暗号資産(仮想通貨)のステークホルダーに対して保有量に応じた投票権を与え、投票によって取引の承認を委任(デリゲート)するシステムになっています。
暗号資産の保有量に応じてブロックの承認権を与えるPoSの発展形として開発されました。

DpoSのメリットとしては、投票によりブロックの承認者が選ばれるシステムであることから、取引の承認に必要な承認数を減らすことができる点が挙げられます。
これにより、トランザクション(取引)処理が高速化され、スケーラビリティ問題の軽減につながることが期待できるのです。

一方、選任にあたってコイン保有量が多ければ多いほど投票権が得られるため、一定の資金力のあるユーザーに意思決定が偏ってしまう可能性も懸念されています。また、そういったユーザーによって悪意のある取引が承認される恐れもあるため、セキュリティ面での問題も抱えています。

DPoS、PoSの他に、PoI(Proof of Importance / プルーフオブインポータンス)、PoW(Proof of Work / プルーフオブワーク)があります。

ポイント!

●ブロックチェーンにおけるコンセンサスアルゴリズムのひとつ
●ステークホルダーに対して保有量に応じた投票権を与え、投票によって取引の承認を委任するシステム
●スケーラビリティ問題の軽減につながる一方、公平性やセキュリティ面に懸念あり

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