ERC-20とは「Ethereum Request for Comments 20」の略称で、イーサリアムのブロックチェーンと互換性のある暗号資産(仮想通貨)を作るための規格のことを指します。2015年11月に誕生しました。スマートコントラクトのトークンの共通規格を指すために「ERC-20トークン」と呼ばれることもあります。
ERC-20がまだ開発されていなかった頃、新たに暗号資産(仮想通貨)を作るにあたっては、各暗号資産取引所やウォレットのサービスにそれぞれ適合するようにシステムを調整しなければなりませんでした。これらの規格を統一するためにERC-20が採用され、ERC-20にのみ対応する暗号資産(仮想通貨)を新規発行することで各取引所やウォレットのサービスが取り扱えるようになったのです。
2017年にはICOブームが巻き起こり、多くのERC-20規格のトークンが開発されました。このブームは過剰な盛り上がりを見せ、詐欺の手段として利用されるようになったことで多くの批判を呼び、この時期のICOプロジェクトにおいては数多くの投資家が利益を得られないどころか損を生んでしまう事態になったと言われています。
【代表的なERC-20トークン】
・TETHER / テザー(USDT)
・USD COIN(USDC)
・Binance Coin / バイナンスコイン(BNB)
・CHAINLINK / チェーンリンク(LINK)
・WRAPPED BITCOIN / ラップビットコイン(WBTC)
・「Ethereum Request for Comments 20」の略称で、イーサリアムのブロックチェーンと互換性のある暗号資産(仮想通貨)を作るための規格のこと
・ERC-20にのみ対応する暗号資産(仮想通貨)を新規発行することで各取引所やウォレットのサービスが取り扱えるようになった
・詐欺の手段として利用されることもあるので注意が必要