ハッシュ値とは、データを変換して得られる固定長のデータのことで、「固定長」とはデータ量があらかじめ決まっていて変化しないことを指します。
ハッシュ値は入力したデータの逆算が不可能となっており一方向にしか演算できないという特徴を持っています。つまり「ハッシュ化したデータ」の復元は不可能となるため、データ処理の高速化やデータ改ざんの検知に適しており、暗号資産(仮想通貨)において広く利用されています。
このハッシュ値を算出するための関数が「ハッシュ関数」と呼ばれるものです。
例えばビットコインのマイニングでは、ブロックチェーンに矛盾が生じていないか、不正な取引が行われていないか等を確認するために利用されており、マイナーは膨大な量の計算が必要になります。
ポイント!
・データを変換して得られる固定長のデータのことで、ハッシュ化したデータの復元は不可能
・ハッシュ関数によってハッシュ値が算出される