追証(おいしょう)とは「追加証拠金」の略称です。
追加保証金とは、取引所に預けていた証拠金を担保として行う取引(レバレッジ取引などの信用取引)の際、証拠金の維持率が取引所規定の割合を下回った場合に”証拠金を追加すること”を指し、証拠金の追加は現金や暗号資産(仮想通貨)の入金によってされます。また、追証は暗号資産だけでなく他の金融商品でも使われている用語です。
日本国内の取引所ではすべて追証が採用されています。
証拠金維持率が下回った場合に追証がアラートされるので、無理な取引から損害を生むリスクを防ぐことができるのです。取引所によるロスカットも避けることができるため、レバレッジ取引を主に行いたいトレーダーにとっては助けになりますが、そもそも証拠金を預け入れないと取引ができない仕組みは資金力のないトレーダーにとってはデメリットといえるでしょう。
海外の取引所では追証のないところもありますが、その場合は証拠金維持率を常に考慮して取引を行う必要があるため注意が必要です。
ポイント!
●「追加証拠金」の略称で、証拠金維持率が既定の割合を下回ったときに証拠金を追加すること。
●主にレバレッジ取引で使われ、ロスカットのリスク回避ができる
●追証がない取引所を利用する場合は証拠金維持率を自分で保たなければならない